、寝ろよ。」

「貴方が言うといやらしく聞こえるのは何故かしらね。」

「俺は真面目に言ってるんだ。お前、ここ最近ほとんど寝てないだろ。」


本人が言うように、至って真面目なバルフレアの「寝ろ」という言葉。
バルフレアがが言うように、はここ最近の眠りが浅く。
本人はアーシェが心配で眠れないだけ、と言っているのだが。


「バルフレア、買出しに行かなきゃならないんでしょう?さっき言われてたじゃない。」

「お前が眠ったらな。」

「そんなこと言ってると皆に叱られるわよ。心配してくれるのは有難いけど、私は大丈夫。
 ・・・ほら、一緒に行ってあげるから。早く頼まれたもの買ってきましょう。」


そう言っては部屋を出て行ってしまった。
部屋に残されたバルフレアは肩をすくめて「やれやれ」とため息をつきながら
の後を追った。


「----------・・・っと。これで全部ね?」

「あぁ。・・・本当に大丈夫なのか?さっきからフラフラしてるぞ。」

「そんなことないわ、錯覚・・・よ・・・。」


そう言いながら視界が大きくぐらつき、「危ない!」と思って目を瞑ったが。
いつまで経っても衝撃は来なくて。
目を開けたくても、最近あまり寝ていないせいか目が開かなくて。
薄れゆく意識の中でバルフレアに向かって「ごめんなさい」と小さく呟くと。
「いいから、寝ろ。」と、とても優しい声に包まれながらは意識を失った。


「・・・ぁ。」


の意識が戻ったのは日が傾きかけた頃で。
無意識に目覚めた瞬間くぐもった声を出してしまったが。


「バル・・・フレア?」

「・・・」


どうやらバルフレアは隣で眠っているらしく。
一つのベッドに、というのはいまいち理解に苦しむが。


「優しいのね、貴方は。きっと甘えてしまっていたのね・・・。」


そう小さく言いながらバルフレアの顔を指でなぞってみる。


「ありがとう。」







おまけ・バルフレアが起きていた場合の話 → 
(これの続きですが、後半はギャグテイスト。全てを笑って許せる方のみどうぞ。)



2style.net