しゅみちゃんから頂いた設定↓

「アポトキシン4869の解毒剤を飲んで元に戻る筈が
 コナンと新一に分裂(どうなったら…とか難しいことは考えない方向で!)
 コナンと新一に分かれて生活し始めた彼ら。
 コナンが15歳になる頃、新一と蘭の関係に変化が…?」





「・・・らん、姉ちゃん、泣いてるの?」
「コ、コナン君!? その、ちょっと目にゴミが入っちゃってなかなか取れなくて・・・」
「――無理しないでよ」
「コナン、君・・・?」
「泣きたいなら思いっきり泣きなよ。僕の前では、無理したりしないで」
 
 その言葉が引き金だった。
 堪えてるつもりはなかったのに、涙が次から次へと溢れてきて、私は、コナン君にしがみつくようにして、泣いた。

 新一が好きだった。  

 ずっとずっとその隣に立ちたいって願ってた。
 だから、選んでくれた時は 嬉しくて、でも、信じられてなくて、眠れなかった。
 夢じゃないんだって、一晩かけて確認をした。
 次の日、酷い顔だって、新一に笑われたっけ。
 どの思い出の中にも、いつも新一がいて、笑っている。
 「蘭」って呼んでくれる声も聞こえるのに、その隣には、もう、立てない。
 私が気が付いてしまったから。
 
 アイツの隣に居るべきは、私じゃないってこと。

 誤魔化すことも出来た。
 自分の気持ちにも、新一の気持ちにも気がつかなかったフリをして、これからを過ごすことも出来た。
 一緒に年を重ねて、そうして振り返った時に、あんな事で悩んでいた時もあったんだよ、って打ち明けても良かった。

 だけど、やっぱり、私には出来なかった。
 惹かれ合ってるって解ってる、二人の間に居続けることは出来なかった。

 新一が好きだった。
 新一に愛されたかった。
 だけど、それ以上に、新一の幸せを願ってしまった。

 いつだって、自信満々で、キザで、カッコつけで、推理オタクで、シャーロックホームズ好きで――。
 そして、いつだって、私を護ってくれるヒーローだった。

 そんなヒーローから、卒業させてあげなきゃって思った。
 私はもう、護られるだけのお姫様じゃない。
 自分の道は自分で決断できる。
 だから、この道を選んだことを後悔はしない。

「ありがとう、コナン君」

 泣くだけ泣いて、涙を拭ったら随分とスッキリとしていた。
 まだ情けない顔だろうけど、笑顔をつくれたことに、笑えた。
 うん、きっと、もう、大丈夫。

「落ち着いた?」
「コナン君には情けないところ、見られてばっかりだね」
 
 私が苦笑を浮かべると、コナン君は笑った。

「僕は嬉しいよ」
「え?」
「弱いところ見せてくれるの」
 
 そういうと、コナン君がいきなり私を抱きしめた。

「コ、コナン君?」

 小学生の時はしょっちゅう抱きしめていたけど、さすがに中学生にもなると、身長もほとんど変わらなくて、私が抱きついたりすることはあったけど、コナン君からなんて初めてで、少しびっくりした。
 なぐさめてくれてるのかな?

「蘭姉ちゃん、辛いことがあったら、言ってよね」
「――ありがとう」
「俺、新一兄ちゃんより絶対いい男になるから」
「今だってコナン君の方がずっと格好いいよ?」
「本当に?」
「うん」
「ふーん。じゃあさ」

 そういうと、肩を掴まれて、髪に・・・キスされた。

「覚悟しててよね。絶対、蘭姉を振り向かせて見せるから」

 見惚れそうな笑顔を浮かべて、コナン君は何事もなかったみたいに、部屋を後にした。
 残された私は、その場に座り込んでしまった。

 目下の課題は、この後、どんな顔をしてコナン君に会えばいいのかってことだった。







少し前、しゅみちゃんが中学生の時に書いてたという分裂話のメモが発掘され、
何それ面白そうだからリメイクしてー!と私が言ってたら、分裂後の恋愛事情を熱く語られ(笑)
それがまさかの、コ蘭(最初はコ→蘭)・新哀だったんで、ちょ斬新すぎる!ぜひ読みたい!
とお願いしたら、上記のお話が送られてきましたv
もうね、何このコナンのカッコよさ(真顔)
しばらくニヤニヤが止まらんくて、ヤバかったです(笑顔)
続き待ってる!!!     (2012.6.11)



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