部長の一人合宿「奈良→倉敷チャリ一人旅」


2004年9月15日、サイクリング部の部長はチャリで一人旅に出ました。
行き先は故郷の倉敷。

夏合宿が終わって部長になったはいいけれど、
俺はこのままでよいのか?
地図を見ても正反対の方向へ班を引っ張る方向音痴っぷりで果たしてやっていけるのか?

そんな自問自答の結果です。どうぞ御覧あれ。

..................................................................................
1日目・奈良→垂水(兵庫)

すいませんいきなり寝坊しました!
そりゃあ午前5時に起きようと言う輩が午前3時に寝ちゃあいけません。
普通に起こされました。
とりあえずゴハンだけはしっかり食って、6時15分にJR奈良駅を出発。
45分のタイムオーバーです。
しょっぱなから大丈夫か俺?

やがて、早くも旅最大の難関が見えてきました。


はい、県境名物の生駒山です。

以前から「生駒の坂はエグい」と聞いてはいましたが、
もう何て言うか、イジメでしょうこれは。
地図の見方が悪いのか、大阪に抜ける道が見つからないし・・・。

それでもまぁ、所詮は人の手が入った山。
適当に行っても抜けられるだろうとO型性格全開で山道を突っ切りましたよ。
それはそれは大層な坂でした。
途中道に寝そべって休んだりもしましたが、
時折車も通るのであんまり長くやっていると、

「道にバカが倒れている」

と通報されそうなのですぐに撤退。
必死で漕ぎつづけました。
しかし現実とは残酷です。


やべぇ、コレけもの道だ!!

なんと、それまで律儀にアスファルトで舗装されていた道路がいきなり途切れ、
あとはものすごい鬱蒼とした山道となっているのです。
しかも、石がゴロゴロしててとても自転車では走れません。
仕方なく担いで、自分の足で峠越え。
自転車で帰るはずが開始2時間で挫折です。

この山道、すごすぎてホントもう途中から笑えてきました。
ここ数年は誰も通ってないのは明らか。
ひょっとしたら俺が21世紀最初の通過者かもしれません。
しかも爆笑したのは、何とバス停が存在していた事です。
ネコバスだってこんなとこ通らねーよ!!

しかし何とか遭難せずに人里に出られました。大阪府大東市という所です。
なんとも壮絶な大阪入りです。
地図を見ると、隣の門真市に「薫蓋樟」(読めない)という大阪一の巨木があるというので
そこに行ってみました。


でかいですねー。

樹齢1000年のクスノキだそうです。
奈良の奈良豆比古神社にあるクスノキに負けるとも劣りません。
こんなのを見ると、人間のちっぽけさを思い知らされます。
と同時に、なんだか癒されます。大樹って大好きです。

と、ここでうっかり小一時間も休んでしまいました。
本日の目的地は須磨。いかんいかんと、ここからは通りすがりの景色だけで行く事にしました。


揚げる前のドーナツみたいな「なみはやドーム」。


高校球児と阪神ファンの聖地「甲子園」を横目に急ぎます。

ここから西宮、芦屋、神戸と、ずっと2号線をぶっとばして行きました。
大きな道で走りやすかったのですが、
いくら漕いでも地図で見たら何故かあまり進んでいないのです。
恐らく、休憩の際に飲む一方でほとんど食べなかったために、
スタミナが切れて自分で思っているほどのスピードが出ていなかったのではと思います。

本当に焦りながら、わき目もふらずに走りつづけました。
暗くなる前に、というのは自分で設定した目標ですが
何だかメロスのような感じでした。待ってろよセリヌンティウス!

そして太陽が姿を消して、残された明るさも次第になくな…

あぁ間に合わなかったよ!

ごめんよセリちゃん。
それでも、本当に視界がきかなくなる寸前で、
めざす垂水区・塩谷へ着くことができました。

ここに本日泊めてくれる友人・ゴローがいます。
これがまたタイヘン綺麗な家でして、
部屋を貸していただけるのみならず、
風呂付き夕食付き洗濯乾燥付き朝食付き更にはお弁当付きという、
正に至れり尽せりフルコースでありました。
ゴローならびにご家族の皆さん、
こんな薄汚れた大学生を泊めて頂きほんとにありがとうございました。


そして就寝、明日に続きます。



2style.net