★★★冒険記
レベル1の勇者がダンジョンに向かうイメージで綴る編集部訪問記。
参考になるかどうかは別としてどうぞ。


*基礎知識*
魔要塞=K談社 プロット=漫画の原案を文章にしたもの
ネーム=雑に描いてある漫画のもと。一番困難な作業。
上に行くにつれ新しい記事。
≪後半10件


05/5/25 そんなことがまかりとおるとでも!?
全訂正喰らった先週。案までもらったし頭に出来上がってもいるのにいざ描こうとすると長い気がして…。
そんなこんなで一晩明けてしまいました(泣)
あぁ終わってない…いつものパターンか?また担当さんの前で描かせてもらうのか?

*・*・*・*

水曜の打ち合わせ室はいつも混んでる。
あちらこちらで色んな打ち合わせが繰り広げられてる。
一ヶ月くらい前は 「ガンダムの続編は作る予定一切ありません」という宣言に始まった打ち合わせも隣のテーブルで行われてました。(言っていいのかな/今更)
まぁ、水曜は忙しいんです。編集部。
我が担当さんもその流れでお忙しそうで、本日はいつにも増して必死で「待ってて下さい!」と言われました。
…好都合!(ガッツポーズ)
今のウチ!と言わんばかりに残りのネームを書き上げる松下。
しかしあと3ページ!と言うトコまで来たら担当さんが顔を出したので、タイムアップ。
まぁあと少しだし、口で説明しようかなーと思ったら!
担:「もう少しならお待ちしますよ。何ならココ暑いし、ネーム室いきますか?」
なんて至れり尽せり(違)

ではなく、そこまで気を使って頂いたことになんだか情けなくなりましたが、折角なので待って頂くことにしました。
(前回のネームを一晩でやって以来、作業の早さが知られてしまったようです)
ネーム室(打ち合わせ室の隣にあるコーナー。図書館のみたいに仕切られた机が並んでいて、そこで実際に何人もの人がネームをやっているのを見ました…/震)行きは遠慮しましたが、ネームを必死に描き終えたところで担当さん再来。
で、見せる。
前回言われたトコは大体直したハズだし、後半も長いけど打ち合わせ通りになったハズ…!
心臓バクバクさせながら担当さんの動きを見ていると。
担:「いいじゃないですか。原稿にしましょうよ」
松:「……え!?(混乱)」

噂に聞くGOサイン!来ました!いいんですか──!!?
何度も確認しましたが、作画入っていいそうです。
ただ私の場合鉛筆画の方がウケがいいんで、ペン画になった場合の問題を色々指摘されました。
でも「頑張って」って言われました!下書き見せて言われました!うあ────!!(喜)
そんな訳でこれからちょっとこの『冒険記』更新止まりますです、ハイ。


05/5/19 おぉ!?マジでか!
今日は五時に待ち合わせだから余裕〜♪ネームもきっと上がる〜♪
なんて上手く行かないのが世の中だ。
あと3ページなのに…家出なきゃ…(泣)!

*・*・*・*

夕方の魔要塞周辺は恐い。
びびりつつ中に入る。
担?さんはいつも時間通りには来ないんで、来る前に残り3ページを仕上げようとしたら…
担:「お待たせしましたー」
…なぜ今日に限って早いのだ!
でも読んでる間描いてていいと言って下さったので安心。
(というか描きおわるまで読むの待ちましょうかと言ってもらえて/感涙)

えー、今回のお話。
後半は全訂正でしたが、前半部分はかなり好感触でした(幸)
しかも後半スパーン!と変える方がやりやすそうである。担当さんの指示もあったし。
しかし今回の作品も月例賞に出そうという事で、目指せ賞金。(うわぁ)
でもでも!何だか初めてこんな誉められた気がするので(本当現金なヤツ)頑張ってみまーす!
…来週に同じテンションでいられたらいいけどね…(汗)


05/5/12 シンプルイズベストってか
2週間もあったのにネームがまとまらない(泣)
いっそ殺してくれぇ!

*・*・*・*

どうしようもなかったんです。
例え情けなく思われたっていい!という決死の思いで向かった魔要塞。
しかしココは生かさず殺さずの世界である。
担当というボスは殺すどころか必死に回復呪文を唱えてくれるのですよ。
担:「松下さんの描くキャラは本当生き生きしてますよねぇ」と。
うぅ、大変ありがとうございますです。
でもこちとらアンデッド状態で逆にダメージになってたりして。
いっそ聖水かレイズをかけてくれやしないだろうか…
(ゲームが限定される表現やめろ)
なんて思いつつ、悩みを相談。
どうも私の作る話は、膨らみすぎてページがかさむタイプ。
んで色々違う展開を考えても、基本は同じ展開。
変にゴテゴテつけてすぎて、話の芯を見失いがちという感じ。
それを自覚して作ろうとしても、結局テンプレートみたいに型にはまった話にしかならないので、担当さん的にも自分的にも面白く思えない。
現時点で私のレベルはスライム以下でございます。
そんな話をしていた所、担当さんは「真っすぐでシンプルな話を描いてみよう」と解決回復呪文。続いて

「松下さんなら出来るから」

という、もはやレイズに匹敵するお褒めの言葉を頂きました。
私が動物占いで猿だったこと知ってるんじゃ?この方。
(おだてりゃどこまでも昇るのだよヒャッハー)
いやーマジ生き返った。←でもまだ瀕死

相変わらずの浮き沈みですが、まだまだ走れそうですよ。

05/4/28 スポーツモノのルール
学園ものすらマトモに描いたことがない松下さん。
実は今回、スポーツモノに挑戦しています。
結果、激悩み。
試 合 っ て 入 れ る べ き か な … !?
スポーツを描く上で、やっぱり試合のシーンを描きたいじゃないですか。
だからって入れるとページ数がかさむし。
どうしようかな…(悶々)

*・*・*・*

担:「…試合、いれなくてもいいんじゃない…?」
結局2つの粗筋を作り、冒頭10ページづつ描いてみせてみました。
それを読んだ担当さんも同じ悩みを抱いたようで、珍しい苦渋の表情で(失礼)上の発言。
ですよねぇ、と私も安心したものの、いざ試合を?れないとどんな話にするか悩み所です。
いや、おおまかには考えてるんですけど、その案が試合と言う分かりやすい転→結の流れに勝るかどうか。
その鍵はメインキャラ4人。
キャラの練り込みによって、作品としてのまとまりができる。
それが私の目指す漫画の方向では?と言ったことを指摘されました。
うわ、なんか編集さんてつくづくスゲェ!!
確かにそれはすごく大きいです。
なんだかやる気に近いものが盛り上がる感じ。(やる気自身ではないのね)
来週は連休なので、その翌週にまたお約束。
うわーできるかなぁ…!

*・*・*・*

余談。
先日「アンピーター」を応募した月例賞、佳作を頂きました!!(悦)
週刊マガジン26号(5/25発売予定)にて発表ということを念押されました。
それもあって、「次回作は更に頑張ろう!」というお言葉をかけてもらったり。
うぅ…プレッシャー半分気合い半分と言ったトコでしょうか…。

05/4/21 おいおい風邪っ引きだぜ
風邪ひいて寝込んでました。
よってキャラ表しか出来てません。
あぁあぁ…(震)

*・*・*・*

挨拶と同時に担当さん驚き。
担:「風邪ですか!?」
…風邪ってそんな希有な病でしたか?
いや春先に引いてるオバカさんて意味かな…。
にしたってまだ何も喋ってないのにマスクもしてないのに何故分かったんですか。
そんなに見た目でわかりましたか。
これでも私ポーカーフェイス松下として通っていたんですよ(ごめん言い過ぎた)

ネームは手がつけられなかったンで、口でプロット説明。
また長くなりそう、と付け足したら大きく頷いた担当さん。
あ、ネームやンなくてよかったかも(笑)
キャラ表を見てもらった所、もっと大袈裟にキャラ付けした方がいいと言われました。
そして「キャラ表でこそそのキャラらしい表情を描いてあげて」との教え。
うん、ごもっとも!

今回は体調を鑑みて、早めに終わらせてくれました。
次回は頑張ろう。

05/4/13 難産
キャラを削る→話を作り変える→困難
元からあるものを作り変えるって、こんなメンドクサイ作業だったんですね(涙)
ネーム、途中までしかできませんでした…。
*・*・*・*

もうどうしようもなく低迷。
仕方なく途中ネームを見て頂きました。
担:「色んな回り道したんだね」
言い得て妙とはこのかと。
もう色んな方向に話が流れて行ってしまって?産に苦しんでいるのが読み取れるとか。
わかりやすいな、漫画って。
で、「主人公はこのままで話を変えてみよう」という担当さんの提案。
この主人公に舞台があってないから苦しむんじゃないかな、という読みだそうで。
はぁ、作者より理解してらっしゃるね…。

この後、しばらく舞台設定を話し合いました。
ぶっちゃけ前回のネームで出たヒロインが
マドンナ的な可愛さじゃなくてハムスター的可愛さ
なので感情移入しにくいんじゃないかと言うこと。
よってこのヒロインは没って似たような男キャラを作ることになりました。
頑張り屋で一生懸命で主人公ととても仲良しな友達…
おや?同性愛的な気配をさせないと言った決意はどこへ(汗)?

05/4/6 初めてお茶出された。
結局徹夜で仕上げましたネーム一本。
気の向くまま描き上げたらなんか50ページ弱に…!
貴様は卒業製作で何を学んだんだ!大量ページは誰も得しねェぞ!(泣)

*・*・*・*

担:「面白かったですよ」
読み終わった担当さんの第一声。
おいィィィ!社交辞令も程々にしなさいな!
とか照れる松下。 (いや実際嘘でもそう言われるのは嬉しいモンでさぁ)
どうやら、主人公と話は合格ラインだそうです。
ただ今回の話、メイン・サブ含めて削れないキャラが
8人もいるのでごちゃごちゃしてる様子。
昔からの癖なんですよねー、キャラ大勢いる話。
ちょっと気ィ抜くとポコポコ出てきますから。
キャラのやり取りを描きたいってのがあるんでしょうね、
それは担当さんにも指摘されました。
したっけ今回の話は色々盛り込み過ぎて、話としての魅力を殺してると言うことです。
うん、確かにいらないトコだらけ(笑)
次回までに削ってくる見通しで今回は解散。
…誰削ろうかな。

05/3/30 早速ピンチ
いひゃぁ、どうにもこうにもネーム終わりませんでした。
時間一杯までマックでやってたのに。
しかも何がなんだかわかんなくなってきた…。
これで見せに行こう…(泣)

*・*・*・*

早々「ネーム終わってません」。
なんて新人だと?られるの覚悟でお会いしました。
ついでに「アンピーター」の応募もお願いしたり。
ネームの方もなんと途中でも見て下さるということで(!)、献上。
……
……
担:「迷ってるねぇ」
松:「えぇ迷ってます」

いけない沈黙。
一回目の打ち合わせにして暗雲が!!!(汗)
とか何とか地味に焦っていたところ、さっさと解決策を持ちかける担当さん。
どうやら私の漫画は
・童話的で教訓めいてる
・主人公がなんだか女々しい
らしく、さらには
あるシーンになるとモノスゴイ同性愛臭くなる
とも指摘されました。
「アンピーター」でもそれは感じた様子。
そして本人には自覚がないからどうしようって話。
ちくしょう、ここに来て専門の皆に笑われるような指摘を…!
今回は絶対そんな空気作らないと心に決めました。

05/3/24 魔要塞リターンズ。
専門を無事卒業。
卒業製作「アンピーター」は、周囲に助けられつつ可愛がられつつ提出完了しました。
総82ページの大作となってね。
そういう訳で、もう少し手直ししてから担当さんに見せてみようかな−とか思ってました。
そしたら早速学校から連絡。
「卒業製作を見たK談の方が是非お会いしたいと…」(notデジャ・ヴ)
…先越されたよママン。

*・*・*・*

実に4ヶ月ぶりの魔要塞。
相変わらず静かでド緊張する若輩者がここに一匹。
担当さんとお会いするや否や真っ先に「お久しぶりです」を連呼。
腰の低さじゃ絶対負けねぇ自身アリ。
で。
「アンピーター」の批評を頂き、これを月例賞にまわさないかと持ちかけられました。
Mジンの月例賞はページ無制限なので、82ページのそれも全く問題ない訳ですね。
早速お渡ししようかと思ったのですが、一応もう一度手直しのチャンスを頂くことに。
ありがとうございました…!
その後「次回作はどうしよう」という話になり、あれこれ漫画観を語って頂く。
うわ、なんかもう授業みたいで面白いや(笑)
ホント、専門とは違った観点での話なので面白かったです。

とまぁ色々話して来週ネームを見せることになりました。
いきなりネームってのもビビりますが、頑張ってみようと思います。

04/11/1 魔要塞初訪問。
緊張しまくった一日。
とりあえず編集部の静けさに驚いてみたり。

*・*・*・*

ここに来ることになったのは数?前。
前期も終わって期末コンクールも終わって秋休みにまどろんでいた其の時、 いきなり学校から電話があったのです。
「前期課題の漫画を読んだK談の編集の方が是非松下さんにお会いしたいと…」
「…なんですかそれは」

うちの専門は近年、ある先生のお陰で(?)K談から新人探しの声がかかってるのです。
なので今年からは積極的に生徒の課題漫画も転送していて、私の漫画もそれ経由であちらの手に渡ったようです。
苦手な電話でお相手と連絡を取り、道を聞き、今日ここにやってきた、と。

お会いしてすぐ、声を駆けられるきっかけとなった16P漫画(後に『玩具箱』内コミカル・ボックスに配置予定)の批評を頂きました。
で、言われた事は
・目の描き方を変えてみては?
(確かに現時の描き方は死んだ魚のようなのでね)
・とにかく絵が動きっぱなしなのはいい
・グレイゾーンをもう少し入れよう
(つまりトーンを使えと)
・主人公よりヒロインが魅力?
の4つ。
気をつけようと思います。

その後、卒業作品『アンピーター』のプロットを読んでもらいました。
第一印象は「トルテ可愛い」だそうで。
やっぱり主人公は…!!(がくり)
でも話としては合格と言われたので一安心。
ただ2時間映画みたいと言われて否定できなかった自分…。
もうページ数なんて考えたくもないや。



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