
監督:ピーター・バーグ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ザ・ロック(ベック)
ショーン・ウィリアム・スコット(トラビス)
クリストファー・ウォーケン(ハッチャー)
ロザリオ・ドーソン(マリアナ)
ユエン・ブレムナー(デクラン)
ジョン・グリース(ハーベイ)
アーニー・レイズ・ジュニア(マニート)
目的地のジャングルの近くには金鉱があり、ハッチャーという男が独裁者のごとくふるまい、住民達に苛酷な労働条件で穴を掘らせていた。ジャングルには、ハッチャーに反旗を翻したゲリラが潜んでいるのだった。
ベックのターゲットである依頼人の息子トラビスは、この地に伝わる黄金の秘宝伝説の謎を解き明かしていた。その秘宝は売ればとんでもない値がつくほどのお宝なのだ。
陰謀渦巻くジャングルにやって来たベックは、早々にトラビスの身柄を確保するが、ハッチャー一味やゲリラ達、モンキーなどに襲われるハメとなるのだった。
“ポスト・シュワ”の異名をとる新星マッチョ・アクション・スターのザ・ロックことロック様の主演第二弾です。
主な舞台がジャングルで、ジャンル的には“アクション・アトベンチャー”に含めたいような映画です。が、アドベンチャーな雰囲気があんまりないんですよね。むしろ、「マッチョマンがジャングルをウロウロしながらその筋肉アクションを披露しつつ、相棒との掛け合いで笑いを頂戴する」というタイプの映画でした(どんなタイプだ・笑)。
それに、アマゾンのジャングルなんて言うと、何だか見たことも無いような生物がわんさといそうですが、この映画のジャングルで出てくる生き物は、ロック様を始めとする人間以外ではモンキーが出てくる程度です。ジャングルというより、その辺の森を探検してるみたいです。
ですが、メインであるところの「ロック様のアクション」に関しては、もう文句無しに満足出来るものでした。『スコーピオン・キング』以上に力が入ってましたね。
もうこの人、アクションの迫力がその辺の「たまにアクションに手を出す人」とは段違いです。しかも、最近はその手の、「アクションシーンに本物の迫力が欠けてるアクション映画」が多かったですからね。それだけに、アクション映画ファンとしては、このロック様のアクションの迫力にはもう単純に大喜びでしたね。
現役プロレスラーという、言わば格闘技界出身のアクションスターと同じカテゴリーではあるんですが、アクションシーンではプロレス技をメインに使うというわけではないんですよね。これ見よがしに使わずに、ここぞというところで披露するという感じです。
例えるなら、シュワ系の筋肉スターが、要所覧v所でプロレス技を使ってるといった感じでしょうか。
さらに、パワーで押し切るというただの筋肉アクションではなく、ワイヤーを使ったアクションを見せたりと、技術面の高さまで見せ付けてきます。
凄いのは、そのワイヤーアクションが様になってるところですね。基本的には、攻撃を受けて吹っ飛ぶところでワイヤーが用いられるんですが、たまに攻撃をかわす時や技を仕掛ける時にも使われます。
で、それがまた驚くほど優雅なんですよね。こんな体型の男が宙に舞ってる姿を見て優雅さを感じるなんて考えられないです。
思えば、『スコーピオン・キング』のラストでも、仰向けに倒れた状態から一瞬で立ち上がるという、この体格の人がやれるとは思っても見なかった芸当を披露してましたからね(ちなみに、これはワイヤー無しでした)。
ほんと、凄い男です。さすが自分を“様”付けで呼ぶだけの事はあります(笑)。
『スコーピオン・キング』では剣劇アクションを主に見せていましたが、今回は格闘アクションを見せてくれました。さらに、それだけではなく、クライマックスでは銃撃アクションも大サービスしてくれました。
で、この銃を持った時の輝きっぷりは、いかにもマッチョアクションスターだなぁ、という感じがして良かったですねぇ。
このように、まさに超人級のアクション演技が出来、さらにもともとプロレス界のスターという事で、スター性もバッチリという、アクション俳優としてすでに死角無しな状況です。
ですが、そういった“自らのアクション”がメインの映画に出続けると、立場が“ポスト・シュワ”から“ポスト・ヴァン・ダム(またはセガール)”という方に行ってしまいます。そうなると、下手したら数年で未公開スターの仲間入りを果たす結果になってしまいます。個人的には、“自らのアクションがメイン”という映画の方がいいんですけどね。難しいところです。
ともかく、せっかくの逸材がヴァン・ダムのように埋もれたまま終わってしまうというのはもったいない話です。なので、これからは出る映画を慎重に選んでいってほしいですね。
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